寒蘭を見に行く(2013 1123)

11月23日。大学時代のサークルの同窓会が佐賀で開催された。4年に一度の大イベント。サークル自体は残念ながら消滅してしまったが、卒業生のきずなは強いらしい。私よりチョイ下の年代が頑張っていてちょくちょく集まりをもっている。
私は4年前に続いての参加。
卒業して20年以上もたつのに、彼らに会うと一瞬で学生時代の気分へ戻ることができる。文科系サークルでありながら、上下関係、学祭活動など体育会系ののりで、きつい面もあった反面つながりが深くなっている。このサークル活動でいろいろと開花した人も多い。僕もその一人だと思っている。
今でも、このサークルの先輩、後輩には感謝している。

で、佐賀へ行く前に一仕事。ちょうど博多駅の近くの「博多スターレーン」にて私の大好きな植物「ラン」の中でもダントツに好きな「寒蘭:カンラン」の展示会が開催されていた。寒蘭などの野生植物を山から持ってきて育てることについての賛否は別として、私は中学校の部活が終了して以降、蘭屋で見た寒蘭の葉の輝きに心を奪われて以降山へ行ってはいろいろなランを探してきたし、一部は持って帰り育ててきた。
さすがに今では山で見かけても採集することはない。斑入りなどの変異個体は持ってきて育てることに抵抗はないが、エビネやカンランなどのすべての個体を根こそぎ山から持ってくることには抵抗を覚える。さすがにもういいだろうって。逆にどんどん山へ戻すべきだと思っている。

寒蘭の魅力。
空間美に尽きる。花と花の間が広いことも鑑賞する際のポイントとなるし僕はこの点を一番重視している。
あとは葉と花のバランス。葉からぐーんって突き出ていることがポイント。
もちろん、花の色、形も重要だが、どんな花でも一鉢家に、床の間に飾るだけでとっても重厚な雰囲気を醸し出す。朝夕は何とも言えない香りを出すし。できれば山で開花している姿を拝みたいものだ。凄いオーラを放っていると思う。


「肇国」

「孤舟」


「豊雪」

「力王」


「太湖」


「大雄」

「月の誉」


「日光」


「無名 払越」

「大八」


「貴峰」


「天彦」


「皇徳」

「西端の誉」