シギの大群(2012 0520)

19日の島合宿でお話しをする中で佐賀のM氏から、「この時期だったら結構な割合でカラフトアオアシシギが見られるよ。」とのこと。

なんですとー
しかもこの時期だったら夏羽の個体が見られるらしい。第一回か成鳥かは別として、腹のぼこっ、ぼこっとした斑点が見られるかもしれないのだ。幼鳥は何回か見たことがあるが、夏羽個体はまだ見たことないのだあああああああ。。。。。

気持ちは翌日の佐賀県へ飛んでいた。起きられたら行こうとか言っていたが、当然、行く気満々。

翌朝早起きして佐賀県の有名干潟を目指した。

7時半頃到着するとすでに何人かが来られていて観察、撮影中。もちろん、その中にM氏がいた。タフですなあ。タフデントですなあ。

色々と話をしながらかなり集中してシギ、チドリの大群を望遠鏡で覗く。左から右へなめるようにして観察し、変な種類が混ざっていないかをひたすら探す。その作業と平行してM氏はそれぞれの個体を種類ごとにカウントしていく。その作業はずっと続けておられるようだ。
頭が下がる。そのデータは色々な意味で重要だろう。

今回の狙いは大量のトウネンからヘラシギ(フェ○シギ)を探すことや、ダイゼンの群れからカラフトアオアシシギを探し出すこと。
もちろん、それ以外の変なやつも大歓迎。

潮は満潮になっても完全に干潟を覆わない程度。写真に撮るには今ひとつの距離なのだが、比較的余裕をもって観察はできた。

今日は、シギ達の飛び回る写真などを。ほんと、大群が一つの生き物、たとえば龍。見たいにうねうねと飛び回る。スケールがでかいのだ。


ダイゼンの群れ。」大きいが千鳥の仲間。夏羽とてもエレガント。

「シギが群れで餌を採る」
波打ち際が手前に手前にあがってくる。
ハマシギを中心に、サルハマシギ、ウズラシギなどが波打ち際で。
トウネンがその手前の潮が満ちてくる場所で必死こいて餌を採る。
頑張っているなあ。これから更に北上するんだから。北海道までとりあえず飛んで、更に北を目指すんだから。頭が下がりますなあ。
皆、自分の力だけで飛んでいくのだ。トウネンなんかあんなに小さいのに。