「種子島のノコギリクワガタ」
これまで種子島に行ったときに公民館にある小学生が作ったと思われる標本箱の中に本種を見たことがあったが、その時は本土産と大して変りがない印象を持っていた。
そのため、そのあとも特に気に留めることもなく流していた。
が、最近クワガタの先生から種子島のノコギリクワガタに関する情報などが流れてきたので昨年から気にするように。
それまでも、鹿児島に住んでいたころは種子島にノコギリクワガタ採集に行ったが残念ながらとることは出来なかった。
屋久島のノコギリクワガタは「ヤクシマノコギリクワガタ」と亜種分けされた。
じゃあ、これは?
この個体を見た印象。
「屋久島産に近く、脚をはじめ赤く光沢がある。脛節の突起は本土産ほど目立たない。何より小さい(この個体で55mm弱)のに大あごが発達している。」
実に面白い個体なのだ。
今後の注目産地には違わないだろう。