切り絵を見に行く。(2012 0128)

国分をあとにして、下道を地道に曽於図書館を目指した。結構早く曽於市内に入ったが、肝心の図書館の表示がない。貧乏な私の車にカーナビなんてあるもんか!!事前にネットで調べたら市役所の近くにあるとは思っていたので、とりあえず市役所を目指す。
市役所に着いてすぐ横に図書館を発見。それまでに、結局、図書館を示す標識はなかった。地元の人にとっては普通にいける場所でもよそから来た人にはさっぱりという場合は多いと思う。鹿児島は特にその傾向が強いように思う。観光県としてもお客を誘致して頑張ろうと言う割にはその辺はお粗末だと感じる。私の職場は転勤が多く、色々な都市をまわっている人が多いが、その人達もだいたいこの点では意見が一致する。もう一点、この日は曽於から垂水を目指したのだが、鹿屋を示す標識はたくさんあっても垂水を示す標識は一つだけだった。残念。それも地味すぎて思わず見落とすところだった。

標識委員会みたいなのがあるのだとしたら、もう少し有効な標識を設置して欲しいといつも思う。それとも、カーナビもつけられない私の様な貧乏人は図書館などという高尚な場所に来るなということか??と僻んでみたり・・・。(笑)

前置きが長くなったが、このような思いをしても曽於図書館に来たかったのだ。rurinさんがブログで紹介してあった+テレビニュースでも取り上げられた小学5年生の女の子が制作した「切り絵」をこの目で見たかったし、子供にも見せたかったのだ。長女は学校の用事で連れ出せなかったが・・・・・(残念)

図書館にやっと着いたよ。な写真。

これまではこのような写真はあまり撮らなかったが、ブログ用にお約束の2枚。これが、図書館。立派な施設だった。インターネットをしたかったのだが、しばらくしても接続出来ない。担当が奥に入っていって確認すると、市役所の工事(パソコン関係?)で13時くらいまで使えないとのこと。残念。でも、それ以前に、担当だったらその位、事前に把握しておきなさい!!(怒)行政サービスがなってないよ!!(怒)今日の私は怒っているのだよ!!色々な事に。

実はなぜ切り絵を見に来てインターネットをやろうと思ったかは、
切り絵展示場に入ると年輩の男性1人、女性3人の団体が先にいて、ろくに切り絵を見もしないで、「ぺちゃくちゃぺちゃくちゃ」しゃべくりまくっていたので不快だったし、一番見たかったファイングされた「蝶の切り絵」の真ん前でおばさま方がずーっと立って世間話を続けていたのでとりあえずその場を離れたのだ。その場でどいてくれと言っても良かったのだが、雰囲気が悪くなるのがあほらしかったので。
そんな訳でここには悪い印象を持ってしまった。

そんなことはどうでも良く、肝心の切り絵。

すばらしいの一言。凄い集中力だと感じた。よくもこんなに白黒(白金とか白橙もあったが)の2色だけで表現出来たものだと感動した。

本人に確認を取っていないので悪いかもしれないが、ここで気に入った作品を紹介する。

のすけと切り絵。こんな感じで展示されていた。色紙に貼られたりしていた。

カブトムシ。地味だが一番感動した。このツートーンはあり得ない。
角だけは黒一色というのが憎い。

蝶。こんな台紙が10枚以上ある。集中力なくしては出来ない作品。お見事としか言えない。何も言ってはいけない。「男は黙って蝶の切り絵」なのだ。

金魚。形は完璧。鱗がまた絶妙。金魚も種類が多いのでランチュウ、土佐金、デメキンなど制作してもらいたい。

ドジョウ。お茶目な作品。うちにドジョウとシマドジョウが飼われているので愛着も強い。ドジョウのシマドジョウなど種類が多いのでシリーズで制作してもらいたい。

ネット事件、立ち話おばさん事件を差し引いても十分におつりの来る素敵な展示だった。鹿児島市内でも巡回展示会すればいいのにとホントに思った。