一つ前の続き。
蓮田に飛び降りたセイタカシギは思い思いに餌採りに励む。
私は蓮田に車を横付けして(当たり前だが、離合スペースは確保している)セイタカシギを観察、撮影。
この日は500mmでの撮影。出来れば、13羽いっぺんに撮りたかったが、500mmではみんな入りきれない。早く、300mm欲しいなあ。良い中古出てないかなあ??。
なかなか全部は入りきれない。しかも、人間社会と同じように群れから外れて勝手な行動をするやつが絶対いる。とりあえず、10羽くらいはまとまることがあったのだが、残りの3羽はそれらから離れてマイペースを貫いている。面白いなあ。鳥の社会も。
ぶつかりそうになると、どちらからともなく詫びを入れる。
「いやいや、すいませんでした。」
「いえいえ、こちらこそ。申し訳ない。ついつい餌採りに夢中になって・・・。それにしても今日はいい天気ですなあ」
「そうですなあ。わははははは」と言うような会話が聞こえてきそう。
それにしても、このセイタカシギはとても謙虚で腰が低い。かなりの低姿勢な鳥なのだ。
あちらこちらで挨拶をしている。
「これはこれはこんにちは」
「これはこれは、どうもどうも」
「いつも、色々とお世話になってますねえ。」
「いえいえ、こちらこそ」
「これからもよろしくおねがいします。」
「いえいえ、こちらこそよろしくおねがいします。」
セイタカシギ。とても礼儀正しい謙虚な鳥なのだ。