福江島2日目も午前の部が終了。朝早くからトラップ等を見ていくが目的の青カナブンは未だ出会えず。
初日の夕方も図書館へ行き情報収集を図ったが有効な情報は得られず。
この日も再び図書館へ行きネットを使って情報を集めてみるが、やっぱりだめ。色々と探してみると、市内にビジターセンターがあるらしいとのこと。
とりあえず行ってみることにした。道に迷いながらたどり着いたのはここ↓
鐙瀬ビジターセンター
http://www.gotokanko.jp/sizen-fukue.htm
虫の標本に期待して入場してみた。
割と多くの標本が展示されていて、見たかったノコギリクワガタ、ミヤマクワガタ、マイマイカブリの標本が。とても嬉しい。標本を見るのも楽しいし、勉強になるが、ラベルを見てどのあたりには棲息しているか確認するのもまた楽しい。
思いがけず、この島にムネアカセンチコガネがいることもわかった。
楽しみが一つ増えた。
しかーーーーーーし、肝心の青カナブンがないよ〜〜〜〜〜。
標本をじっくりと3周くらい探してみたが見つからない。
たまらず、センターの職員さんに聞き込み。
標本は残念ながらないとのこと。すごーく、がっかりしていた僕たち親子を見て、「わかった、裏の方も探してみる。ちょっと、まってて」といい、事務室の奧へ入っていった。しばらくすると、「良かったぁ。ラベルはないけど標本が一つあったよ。前に地元住民が珍しいからって持ってきてくれたんだあ。その記憶が残ってたんだあ。」
と、手には青カナブンがあああああ。
ぎゃああああああ。見せてくださーーーーい。(ちょっと、甘え口調。鼻にかかった声を出してみる。くねくねしながら。)
初めて見る実物の青カナブン。
感想。「地味・・・・・・・・。」
事前にネットで見ていた写真はかなり青く光っている。
実物は・・・・・・・。「じみっ」ほとんど光沢のない黒っぽいムラサキ。ほんと、黒がほとんどでよく見ると青紫って感じの虫。
まあ、実物を拝めたのでそれで満足。親切な担当の方。どうも有り難うございました。
でも、「実物はじみっ。」くどいけど、「じみっ」
一応、職員さんにフクエアオカナブンについてリサーチしてみたが、「これは珍しいみたいで私もまだ野外で見たことのない虫だね。島の人のほとんどは見たことないんじゃないかなあ」って・・・・。
そんなに珍しい虫だったんだあ・・・。福江に行きさえすれば何とか見ることが出来ると思っていた甘い自分。しょぼーーーーん。
大ちゃんみたいに大粒の涙が、かちーんかちーん。って。
結局、ここに来てもフクエアオカナブンの棲息場所はわからなかった。
ただし、情報収集やるだけやって、島中をあちこち廻って出来ることはすべてやり尽くした。
今回はこれで採れなかったらしょうがないやあ。って、とてもすっきりと開き直ることが出来た。
この時はほとんど諦めていた。来年のことを考えていた。来年こそは絶対フクエアオカナブン見つけちゃるもんねっぇ。って。
憧れの「フクエアオカナブン」イメージはこんな色。
出も実際はこんな色。「じみっ」
くどいけど「じみっ」
「ノコギリクワガタ」イメージよりも大あごが太短い。
「福江島のミヤマクワガタ」本土産と別亜種にはなっていないが、貴重だと思う。来年はミヤマ狙いで数を見られる気がしている。
「福江島世界遺産 マイマイカブリ」やはりでかい!!圧倒された。
野外で見たいなあ。今回は残念ながら出会うことはなかった。
また機会があると思う。
「ムネアカセンチコガネ」まさかこの種類がこの島にいるとは思わなかった。勉強不足。これは是が非でも生きた個体を見たい!!。