昨日の続き(2012 0414)

昨日は福岡市沖合の島に行ったことは書いた。
その続き。

集落を抜けて海岸が見えるちょっとした高台に。
ここにヒメコウテンシがいたが、海岸の岩場には「ヒメウ」がいた。久しぶりにヒメウをみた。特に珍しい鳥ではないが、鹿児島、宮崎では本気で探さないと見つけることは難しい。
本気で一日頑張っても探し出せるとは限らない。

ただ、福岡ではそう珍しい鳥ではない。ウミウがいる岩場とかにはウミウに混ざっていることがある。

「ヒメウ」ウミウの右に1羽いる。菜の花を綺麗に入れたかったが、イマイチだった。

次はハクセキレイ2羽の写真。

まずは個体A。

「個体A」背中が薄いタイプ。
「タイワンハクセキレイ」か「シベリアハクセキレイ」かな?と思わせるが、特徴がぴったりと一致しない。

タイワンハクセキだったら目の前後を黒い線(過眼線)がはっきりと確認出来るが、この個体Aには確認することが出来ない。
かといって、シベリアハクセキレイとした場合は、胸の黒い部分が嘴の付け根まで届いているし、目の回りが綺麗にはっきりと真っ白ではない。耳羽を巻くように黒い線が一部確認出来る。
この顔の特徴はホオジロハクセキレイにも出ている個体がいるので、
一番妥当な考えとしては、シベリアハクセキレイ(バイカレンシスではなく、デュークエンス。)の個体差の範囲内。とするのが良いのかな?いずれにしても難しい個体。ひょっとしたら、タイワンハクセキレイと何かの亜種間交雑かもしれない。

続いて、別の個体。「個体B」としておく。
個体AとBはいつも一緒に行動していた。餌取る場所も飛ぶタイミングもほぼ一緒だった。

「個体B」
双眼鏡で見たときは背中がかなりグレー一色で、目の回りが白かった(過眼線がない)ので、シベリアハクセキレイ?かと思ったが、写真で確認すると翼の部分に黒っぽい羽が隠れて見えるように感じ。
ホオジロハクの若いメスかな?とも思っている。

本当にハクセキレイと言っても簡単ではない。

別にこれらがどういった亜種だと言ってもライフリストが増えるわけでも誉められるわけでもないのだが、私にとってはかなり面白い鳥たちなのである。