センチコガネ(2012 0723)

大隅半島のセンチコガネ。とても興味があったので是非生きた個体を見たかった。センチコガネは色彩表現がとても難しく、標本を見ても色がくすんでしまっていたり、生態写真を見ても完璧な色をイメージすることは出来ない。

実際、色々な個体のセンチコガネ撮影に挑戦しているが、実物通りの色彩を表現することは諦めている。

自分の目で生きた個体を見るしかないのだ。

ただ、動画なら何とかその個体の色彩特徴を部分部分で表現することは出来ると思う。ちょっとした光の当たり具合で全く見え方が違ってくるのだ。

宮崎県南のセンチコガネは50個体ほど確認出来ている。
屋久島のセンチコガネも15個体ほど確認出来ている。

宮崎県南の個体は綺麗なムラサキベースが多い。
屋久島産はそれにプラスして羽の付け根部分の青色が綺麗に大きくはいる。
果たして、その中間に位置する、大隅半島産は?

本土陸続きなので宮崎県南産に近いと思っていたが、想像した以上に青の入りが大きい個体がいた。ただ、たったの2個体を見ただけなので比較にはならないし、その地域の特徴だとは言ってはいけない

ただ、とても綺麗な個体だった。
何とか実物通りに撮影しようと頑張っては見たが、残念ながら表現出来ていない。頑張って撮影している一瞬の隙に、センチコガネはぶーんって飛び去っていってしまった。ま、いっか。しょうがない。

綺麗だが、本来の色表現は出来ていない。残念。もう少し、羽の基部部分に青色が混ざっていた。

オオセンチもいたのだが、これは霧島などで見るのとあまり変わりを感じなかった。赤紫ベースに若干ミドリを混ぜた感じの色合い。

こちらは標本作成中の個体を蛍光灯2灯上からあてて撮影したもの。ストロボは未使用。