空飛ぶ畳(2013 0103)

うなぎの入船へ行く前、ちょっと時間があったので近所の山へ。

空飛ぶ畳を見るため。

車で20分程度。ありがたい近さだ。

現地についてしばらくすると山裾を舞っているのを発見。

いつ見ても、何回見ても格好良い。九州ではもっともっと希少な畳もいるが、僕はこの畳の方が好き。わかりやすい姿が好き。

この鳥は山とか道路作りの開発の際指標とされることがあるのだろう。
昔、ある大先生(政治家)がこの鳥がいるために道路工事ができなくなり、こういった暴言を御吐きになった。

「この鳥がいるために開発が出来ない。鉄砲で撃ち殺せばいいのに」
カッコよすぎる。そっち側から見たら名言だろう。

こっち側から見たら暴言である。

でも、希少種がいるから開発できないとか、希少種がたくさんいるからここは素晴らしいとかいう風潮は嫌いである。

希少種がいようがいまいが、自然(環境)が素晴らしい場所が素敵なのだ。

といっても、他所と差別化ができないとその自然は守りにくいとは思う。

まあ、結果的には環境が複雑で豊かなほど多種多様な生き物が生息でき、そこに君臨する頂点も決まってくるのだろうけど、こういったことを考えると頭が痛くなる。

そういう私がまずこの畳を見るために開発された林道を通っているのだ。うーんな毎日。

木に止まる。警戒しているのだろうね。生態に詳しい人が見たらなんて言うだろうか。

飛んでいる。畳だ。翼の広さがなんとも言えず素敵。すぎる。


悠然と舞う。