熊本に行く カモメ編(2012 0114) カモメが勃った日

熊本に行く 今回はカモメ編です。
実はここへ来る一番の目的は晩白柚(ばんぺいゆ)でも日奈久(ひなぐ)の竹輪でもなく、日奈久温泉でもなく、(もちろん、そのどれもがお薦めなのだが)中央アジアからやってくる珍客「オオズグロカモメ」なのだ。3月になると頭が真っ黒になる大型のカモメ。知っている限り全国でもここにしかやってこない。3月下旬から4月にかけては繁殖地に帰る個体が有明海のどこかで観察されることはある。
しかし、かなりの高確率このカモメを見られる場所はここだけしか私は知らない。

このカモメを見るためほぼ毎年この場所を訪れ、結構な割合でこの鳥を観察しているのだが、今冬の渡来状況を知らないのでそれを確認するためにもここへやってきた。

ここは他にもセグロカモメの系統でモンゴルカモメとかホイグリンカモメ(これはセグロカモメとの線引きが難しい)がやってくる。

観察場所は川の河口で、満潮前に中州が小さくなっていきカモメが集中する時か、満潮後の中州ができはじめ、カモメが戻ってくる時が観察には適している。というか、それ以外の中州が水没しているか、逆に潮が引きすぎているときには観察することは出来ない。
この日は先の日記のとおり、午前中は思ったより潮が来るのが早く現地に到着したときはすでに中州は消失していた。がビーンな状況なのだ。

そう言うときは温泉に入るか、晩白柚を買うか、竹輪を買うか。
やる気があれば、他の鳥を探すか、別の場所でカモメを探す。

この日はやる気があったので、他の鳥を探しながら別の場所でカモメを探した。

すると、かなり修行を積んだのか、
水上に直立しているカモメを発見した。大スクープ!!!

カモメには水掻きがあるが、極めれば水の上に立てるほどに使えるのだ!!!

その衝撃写真がこれだ!!。

水面に立っているのだ。凄い光景なのだ。カモメもやるときはやるのだ。


普通はこのように平然とのんびり浮かんでいる。たまにとなりと喧嘩をする程度。

若いカモメはこのように懸命に立つ練習をしている。それを横で眺めるウミネコ。面白い図。頑張れ!!いつかは立てるようになる。勃つのだカモメ。