四月馬鹿の日(2012 0401) 桜咲く

4月馬鹿のこの日、結局気の利いた「うそ」は何もつけず自己嫌悪。
上品な「うそ」って以外と難しい。

この日も引越準備の真っ最中。

嫁が気分転換かねて桜を見ながら昼ご飯を食べたいと。

良いアイデアですね・・・・・。
「どこが良い?」「吉野公園」「了解」

タイヨーでそれぞれの弁当を買って、吉野公園へ向かう。通常なら車で10分。

途中の信号で対向車のいつにない多さ。これはひょっとしてまずいかな??

予感的中。途中から、その途中と言っても吉野公園まであと2,3kmはある地点。

あまり良いアイデアではなかったとですね・・・・。
よく考えたらそりゃそうだろう。桜は満開。吉野公園は桜の名所。天気は良すぎるくらいに晴れている。そりゃそうだろう。そりゃそうだ。誰だって桜見ながら弁当がたべたくなるわなああああああ。
そりゃそうだよね。・・・・・・・。

おそらく駐車場が満杯だし当然回転は悪いはずだし。車がスムーズに進むとは思えない。そうとわかれば、吉野公園に未練のかけらもないよ。別に。

じゃあ、次!!・・・・・・「うーん、じゃあ、ごしょらん公園」「了解」

引き返すも渋滞につかまり、いつもは通らない細い抜け道を抜け、
10分で「ごしょらん公園」へ。
さすがにここはマイナーなので、人は少ない。全員で100人程度かな?少なすぎても寂しいし、多すぎても埃っぽくて嫌気がさす。
丁度いい感じの人数。しかも花もかな〜〜〜り綺麗。ホント丁度見頃。こんないい感じで花見をするのは何年ぶりだろう。
15年に一回規模の最高のタイミングだと感じた。

弁当を食べて、しばらくのんびり。

すると、ここは案外良いロケーションであると気づいた。
桜島が見えるのだ。それも場所を選べば桜を入れた櫻島。

噴火するのをひたすら待つ。どういう訳か、噴火って、しょっちゅうしているはずなのに、噴火をまったりしているとなかなか噴いてくれない。とても不思議なのである。噴火は待つものではないのだろう。
噴火したのをその時々に気づくものなのだろう・・・・・。
結局、良い写真は撮れず。残念。無念。2時間くらいのんびりさせてもらっただけで有り難い。ありがたい。

この通りの満開。最高っす。桜最高っす。日本人の心なのでっす。拠り所なのでっす。理屈抜きにため息がでる。美しい。

ただ、意外とオランダでもあちこちに桜が豊富にあって、それはそれで綺麗だったなあ・・・・。癒されたなあ・・・・。

桜島の噴火を待っていると聞き慣れない声。人の声じゃないよ。動物でもない。鳥の声。


ニュウナイスズメが桜を食べに来た。蜜をすうためだろうか?花びらを食べると言うより、蜜を吸っている感じだった。まさか、こんな身近な場所でニュウナイスズメ&桜のセットを見られると思ってなかったので、嬉しかった。10羽くらいの群れで、10分ほど滞在してどこかへ行ってしまった。渡りの途中なのだろう・・・・。

ニュウナイスズメ。♂。

スミレの1種。綺麗。

猫。兄弟かなあ?姉妹かなあ?結構警戒心が強く、写真を撮らせてもらえなかった。綺麗な猫だった。

夕陽に染まっていく桜。なんでこんなに美しいのか。悲しいくらいに美しい。

ただし、夕方の桜は哀愁漂いすぎ。!!美しさが痛いのだ。
寂しく、切なくなるじゃん。
勘弁してよ・・・・・。