大黒山の昆虫(2013 0803)

今回は結構疲れたけど、色々な虫にあうことが出来満足。念願のクワガタも見つけることが出来た。良かった。

洗濯軍団を横に見ながら、少し林に入ってみるとクヌギ、松が混在しており、クヌギを1本1本丹念に見ていくと1本から樹液が出ており、ここでは初めて見る昆虫を確認した。

カナブン。日本のと同種かは不明。
日本で見ても特に感動など無いのだが、このときは結構嬉しかった。


そして、次はゴマダラカミキリ
これも、日本のと同一種かは不明。


バックには洗濯軍団が。

さらに歩き続けた。左右には果樹園(柿、桃、サクランボなど)が広がり始め、そのうちの一本の木に綺麗なハムシが。

オオルリハムシ?1cm以上あり、かなり見応えがある。

この日はここから1km上流側に後1匹いた。とっても綺麗な昆虫。


歩き続けたら、今度はハルニレかアキニレの樹液にカナブン。この木には20頭くらい集まっていた。若干の色違いがいた。基本的には日本でみるのと同様。

そして、今度は初めて見るカミキリ。結構でかいし、目立つ。
4,5匹いたが木の上の方にいて歯が立たない。辛うじて手が届く位置にいた1匹を確保。

ジャコウカミキリに似ているが、胴体部分の黒光り具合は強烈レベル。おもちゃみたいなカミキリ。

これに気をよくして暑い中更に上を目指す。
お寺がある公園に入園するため、15元を支払う。
そして、更に勾配がきつくなった坂道を汗だらだらでてくてく、休み休み登っていく。

しばらく登って周りにはクヌギ、カシワ林が。
そのうちの1本から樹液が出ており。

カナブンが群れており、その下に目をやると、

ついに念願の


ヒラタクワガタ。大きさは4cmほど。この地でもクワガタを確認でき感無量。大あごの形を見てみると先端が丸くなっている。
これって、チョウセンヒラタ?チョウセンヒラタの実物を見たこと無いので何ともいえないけど、ヒラタクワガタの小型個体にしては若干違う形状に見える。

更に登る。樹液を出しているクヌギにはカナブンが。

青いやつとか探してみるが、そう簡単にはいないねえ。


でも、あと1匹ヒラタクワガタがいたので満足。


この蝶。ひょっとして、ひょっとしてオオムラサキ?かなりでかく目立っていた。日本で見たこと無いので自信なし。


実は登るにつれて天気が悪くなっていき、遠くから雷が轟き始めたと思ったら速攻雨が降り出したのだ。なんじゃそりゃ!!。
雨具ないし。このまま帰りたくもないので更に上を目指した。


カナブンはいた。


ミヤマカミキリ?もいた。これだけは数匹いた。

この雨のおかげで良いことがあった。というか、新しい採取方法を発見できた。この登山道、綺麗に舗装されていて、道路脇には側溝はないものの、両側に一段高くなった歩道があり、道路との段差がある。
その段差に沿って落ち葉などがたまった場所があり、その中にゴミムシ類が潜んでいたらしい。晴れた状態だったらまったく気がつかなった。雨に追い出されて走り出すゴミムシ類。
さらに雨が強くなると走ることもままならず、流れに足をとられ下へ流され出すのだ。
じっと待っていると上からゴミムシ類が流れてくるのだ。
結構楽しい。そして、ワクワクした。


落ち葉の下に見覚えのある上翅が。


ゴミムシダマシの1種。胸はワイン色。
上翅は薄い緑ベースで、ぶつぶつがある。とっても魅力的なゴミムシだ。嬉しい。この日は3匹見ることが出来た。
同定資料がないのが痛いが、シナゴミムシダマシだろうか?


大雨で川みたいな道路を逃げまどう。


結局は流れにまけて下に流される羽目に・・・・・。

他にも3種類のゴミムシを確認できた。九州では見ることが出来ない種類ばっかりなのでとても嬉しく、良い日になった。
雨でずぶ濡れにはなったけどね。不思議なことに下山してしばらくすると雨はあがり晴れ間が指してきた。
とぼとぼと歩いていると、Tシャツも乾いて、そのままバス、電車、バスを乗り継いでホテルまで帰ってきた。