ある日の日記(2012 0201) 北からの贈り物

今月始め、北海道の北、オホーツクの鳥友達(鳥を通して友達になった人間)から素敵な贈り物が大量に届いた。本人さんの許可が取れたので晴れて披露。

送り主様は「なべよし&めぐっぺ様
なべよし様は私が奄美に住んでいた頃知り合った。奄美に住んでいたのは15,6年前。いきなり連絡があり、奄美の鳥見ポイント等について説明したり、一緒に夜の山に入ったり、海岸で海水浴客を眺めたり・・・・。それからも福岡に泊まりに来てくれたりと5年に1回のペースであっている。
知る人ぞ知るカモメ男(もちろんカモメではなく人間)。

ある時は、全国を自家用車で回り、カモメを始め色々な鳥や温泉を追いかけまわって、HPにその行動をかなり詳細に記した人でもある。
残念ながらそのHPは閉鎖され、今となっては見ることが出来ないが、一部の人には伝説のHPとして語り継がれ、私にとってはその内容が心に深く刻まれている。

その彼(&めぐっぺ:めぐっぺとはまだ面識がない。残念)から北海道の味覚がどーーーーーんと大量に届いた。この場をかりてありがとう。(BGMは「いきものがかり」のあの曲。)

人の縁って不思議なもので、なべよしさんとの出会いには、もう少し遡ってF氏との出会いがあったのだ。

実家が宮崎の私(初耳??だっけ??)。帰省したときには必ず近くの一ツ瀬川に鳥見に出かけていた。
たぶん、年末のある冬。17,8年くらい前。この時も一人一ツ瀬川で鳥見をしていたら、大きい荷物を持ってさまよい歩く鳥見人。若い男だった。聞くと一人で歩いて鳥を探しているという。

一ツ瀬川。行ったことのある人ならわかるだろうが、車がないとかなり大変。バス停もほとんどなく、バスもほとんど走っていない。
このまま、放置出来るはずもなく、車に乗せて一緒に案内がてら鳥見をすることに。

ある程度鳥を見たので、夕方、近くに住んでいる鳥友達の家へ、その人に会わせがてら遊びに行った。色々と話が弾み、翌日はその人に出水方面へ連れて行ってもらうことになり、ほっと一安心。私は翌日用事があったので、同行出来なかった。「必殺、置き去り攻撃」が炸裂したのだ。

普通、中途半端に人んちに連れて行って、置き去りにしてはいけない。基本だめでしょう。と、今でも思う。

当時、一ツ瀬川の近くに住んでいた鳥友達って?
今では熊本で個人博物館を経営しているT氏の事で、氏の家には生物に関係する色々なものが所狭しと並んでいる。今でも忙しく生き物関係のことで走り回っている。
かなり凄い人なのだ。
しかも、T氏の家に遊びに行くとK氏という相棒さんと最強タッグを組んで、強烈な激旨料理を用意してくれ、熱烈大歓迎をしてくれる有り難い方々なのだ。

話が飛びすぎたが、このF氏。北海道から九州へ送り込まれた刺客だという。そしてその北海道での友達がなべよし氏。という、
九州の田舎に住んでいるものからしたら北海道に知りあいができるなんて夢みたいな話なのである。日本も広いが人間どこでどうつながるかわからないのである。

途中で、ひとんちに置き去りにしようとも、ちょっとした親切はするもんである。

あのときのちょっとした好奇心と親切が、この今回の北海道はオホーツク味覚どっきり箱(山形屋物産展もびっくり)につながったのだ。
ありがたや。ありがたややまがたやありがたや。(ちなみに山形屋って、鹿児島では泣く子もだまる超有名デバートで、このデバートの袋を下げているおばさま方はどこか得意げで、ちょっとした「どや顔」なのである。今度、鹿児島に来られた方はこの点に注目して欲しい。きっと、うなずくことが出来るはずだ。)

鹿児島名言「1。に山形屋、2.に鶴丸(高校、鹿児島の名門ブランド)、3,4がなくて5に山形屋」なのだ。(もちろん、金太郎自作)

ちなみにこの人間関係はもうひとつながり、おまけがある。
なべよしさんの知りあいに、泣く鳥も黙るS兄弟がいて、いつの間にか、その人達ともお友達になれたのだ。かれらも強烈な兄弟で、福岡、鹿児島にいるとき家に泊まりに来てくれた。寝る時間も惜しんで鳥の写真を見たり、ビデオを見たり、色々と教えてもらったり・・・。
かれらの鳥に対する姿勢も強烈なのだ。
将来、日本の鳥見界をリードする男達になるのは間違いない。(まあ、いまでもリードしていると思っているが。)絶対。
私は基本、生き物の命が閉じる時しか、この絶対って言う言葉は使ってはいけないと思っているが、彼らに対しては絶対をあえて使う。よ。まじで。

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これらが、どーんと贈られたのだ。

明けてびっくり。色々な北・オホーツクの幸がてんこ盛り。盛り。

さけの干物。最高。気がついたらかじっていた。横を見ると娘もかじっていた。娘はするめも大好きで駄菓子屋で買ってきては一人へんな匂いをさせながらかじっている「おやじ小学生」なのだ。

キャラメルはあっというまにのすけが食べ尽くした。あっという間だった。おいしかった。佃煮、ラーメンは日持ちするのでまだ食べていない。焦らしプレーなのだ。

流氷ビール。かわいい。

注いでびっくり。綺麗なブルー。甘い子供ビールかと思いきや、味は普通のビール。おいしく頂いた。ありがとうございます。もったいないので、あと1本は冷蔵庫の中。とびっきり寒い夜に飲むことにしている。(えっ、もう、今年は寒さのピークを越したって??ほんと〜〜〜??どうしよう??)

色々な食材に混ざって、嬉しいおまけが。すでにおまけでは断じてないが。

そして、これらが私にとっては最大のプレゼント。虫様。オサムシ様。

アオカタビロオサムシ。らしい。渋いなあ。これ。

セスジアカガネオサムシ。これは特に嬉しい。羽のぶつぶつが本当に素敵。なのよねえ。

エゾアカガネオサムシ。?らしい。これも渋くて格好いい。
いいなあ、北海道。こんなのやほかのオサムシ達が森の中を歩いているんだから・・・。オオルリオサムシ、取りたいなあ。撮りたいなあ。

木工用ボンドでパック中。パックをはがすと更に綺麗さをました虫体が姿を現す。パックをはがして軟化して、いま、展足中。

なべよしさん、めぐっぺさん本当にありがとね。

「なべよしさん」のチャンネル。http://www.youtube.com/user/Laruswakitori

写真、ビデオとも上手な「なべよしさんの世界」が堪能出来る。
北の鼓動を感じることができる。