先日の出張の前日、日曜日は移動するだけの日。この日に奄美大島にはいり、翌日からの出張に備える。
昼くらいに奄美空港に到着し、途中で嫁の実家に寄る。
目的があったのだ。
①おいしい手料理を食べる。
②クワガタの木を植える。
③ヤコウガイを磨く。
まずは①家に着くなりまずは仏壇に線香を上げる。これは当然のこと。
それから嫁の父ちゃん、母ちゃんと語らいながら食事。しかも、豪華。この日から体調が優れないのであまり食べられそうもないのだが、焼き肉をメインに色々な島の手料理を準備して待っていてくれる。ここは私にとって天国。いつ帰省しても好き勝手のやり放題。食い放題、虫取り放題、鳥見放題、魚釣り放題、酒飲み放題、あとは昼寝放題。夜は寝るのがもったいないのであまり寝ない。これも奄美なら当然。とにかく、なんでもかんでも○○放題づくしなのだ。
まずは料理の写真から。
手長エビの素揚げ。あちらではタナガ(タナガン)と呼んでいる。もちろん、美味い。ただ、これはビールが飲みたくなる。昼からしかも建前上移動日といえども出張なので酒なんて飲めない。
地ダコ刺身。一回軽く火であぶってある。これももちろん、美味いし高級品。おいちかったあ。思い出してきた・・・・。
揚げ物軍団。奧は芋の仲間、手前は椎茸。椎茸大好き、焼き肉でも塩焼きでもだーい好き。
芋の仲間揚げ。実家では「こしゃむん」と呼んでいる。田芋、水芋の仲間。里芋に近いがもっとさらりとしている食感。里芋みたいに「ねちょっ」とはしていない。ただし、私は里芋の「ねちょっ」も好き。
続いて目的その②クワガタの木を植える。
昨年の鹿昆大会で蝶の先生(Kuma氏)よりハルニレの苗木をもらっていた。それを奄美の実家に植えて、数年後大きくなって樹液を出すようになったらアマミノコギリクワガタを始めクワガタ、カナブン類が遊びに来るのを期待。かなり期待。できれは無事成功し大きくなっていってもらいたい。大きくなりすぎたり、他で多く見られるようになって植生を乱すようだったら伐採する予定。
ハルニレ。を植樹した。まだ、小さい。早くクロトンを追い抜いて欲しい。
次。目的その③ヤコウガイを磨く。
ヤコウガイは珊瑚礁の海の中に住んでいて、素潜り漁師などが取ってくる。大きいものになると数キロになり、子供の頭より大きくなる。身はとてもおいしく、サザエに似た食感でより柔らかい。身の厚いので食べ応えもある。
昨年春宝島に仕事で行った際、民宿「浜辺荘」でヤコウガイが食卓に並んだ。驚いたことにどのテーブルにも乗っている。二人で一つの割合。15年ほど前鳥見で奄美から訪ねたときもここに泊まったが(もっと古く、先代のおばあちゃんが経営されていた。)そのときも偶然泳ぎ客が取ってきたヤコウガイが振る舞われた。もちろん、美味かったし、その記憶は鮮明に残っている。
今回はとてもでかいヤコウガイを二人で食べた。はっきり言って、凄い量なので途中から飽きてきて、どうでも良くなってくる。
何という罰当たりなことを!!。でも、味なんかどうでも良くとにかく完食することだけを目標にがんばった。
これはそのときもらった大きなヤコウガイ。
鹿児島の家では風呂場にバケツを置いてこの貝を沈めていた。少しでも淡水で溶け出さないかなあと・・・・・。まあ、これは甘い考え。結果的にはごく一部に穴を開ける形で浸食が進んでいて、やりゃなきゃよかったと後悔だけが・・・・。
何故こんな大荷物を持ってきたかと言えば、実家にはグラインダーがあるから。グラインダーじゃないととてもじゃないが歯が立たない。
サンポールに数回つけてみたが、今ひとつだった。
2時間以上グラインダーを使ってヤコウガイと格闘した。なれないので正直難しい。研磨技術はなんとしても身につけたい。
ヤコウガイ。磨いたあと。ただ、これでもまだ途中。荒削りの段階。これから次第にヤスリの目を細かくして磨き込んでいく。楽しみ。
あっという間にホテルに向かう時間になり。寂しそうな顔で見送ってくれる義理の父親にお別れを言って、母にホテルまで送ってもらう。
仕事場の同僚と二人で屋仁川(奄美の繁華街)の居酒屋へ。
彼は昨年度まで鹿児島で一緒に仕事をしていた仲間。もちろん、肉の会名誉会員なのである。僕ももちろん、名誉会員。
肉の会とは、「肉をこよなく愛し、月に一回はかならず外に出てホルモンを中心とした肉を食らい、肉に敬意を表し、楽しく愉快に盛り上がる。」そんな会。
体調が悪く、ビールが苦かったので黒糖焼酎のお湯割りを飲みながら色々積もる話をした。
この居酒屋。奄美に勤務していた頃から良く通っていた店。
このような料理で酒を楽しむ。昼にとんでもない量の食事をしたので、さすがに腹に入らない。
刺身。カルパッチョ風。おいしかった。
アオサの天ぷら。これもおいしい。
油ゾーメン。実家のはもっとシンプルにあっさりしていて、僕はそっちのほうが好み。これもおいしくはある。
軟骨あげ。こりこりしていておいしい。ビールがおいしい状態で、この一品の挑戦を受けたかった。
体調が良ければこれにビール、焼酎は最高だったはず。残念。
この日は体調不良のため10時にはお開きにした。