比田勝の夜(2012 0423)

鹿児島の仕事では離島出張が多かった。
たとえば、トカラ列島(宝島、中之島、平島、悪石島、諏訪瀬島)、口永良部島、三島(黒島、硫黄島)、種子島屋久島などなど・・・。
年間数回は各離島をまわって仕事をしていた。

福岡に来ても離島出張がある。頻度は落ちるが、5週間に1回のペースで対馬出張が予定されている。個人的には嬉しい。
民宿に泊まったその夜や早朝は自由時間なので、歩きならばそのあたりで鳥が見られたり、虫取することが出来るのだ。

2泊3日の行程で、厳原から比田勝まで往復するので結構ハードだが、僅かの自由時間への期待が膨らむ。

早速、先週引き継ぎかねて対馬に飛んだ。

この時は1泊のみ。しかも、北の比田勝。

3人での仕事だったため、夜は近くの居酒屋?へ。
同僚(女性)が行ったことがないけど、行きたい店があるというので、そちらへ。

「八重」という。トルコライスがお薦めだとか。

「八重」面白い店。入り口が二つある。向かって左側が居酒屋で、右側が食堂。1人運転で酒が飲めないので、右側の食堂へ。

店のお姉さん(私よりは一回り以上は年上)に店のお薦めを聞く。

まずは、店のお薦めを食するのが一番間違いがない。
し、何よりこの豊富なメニューからどうやって1品だけを選択しろと言うのか!!優柔不断な私にはとても無理な話。
お姉さんの言うことに素直に従うのみ。

「メニュー」の一部。これだけ色々メニューがあったら目移りしてしまう。よね。普通。もちろん、トルコライスも食べたかったが、それは別の同僚が食べてみることに。


私は・・・・・・・・。これ。

「ちゃんぽん」店のお姉さまのお薦め。
対馬は福岡に近いように見えて実は長崎県
長崎県と言えば・・・・・。そう・・・。

チャンポン」だよねえ。普通。

一応、同僚女性が普通盛りを頼んだので、私は大盛りを・・・・。

って、なんじゃあ!!この量。多すぎ。この前の「峠」大盛りチャーシュー麺の悪夢が蘇る。

あの時と同様、ひーひーひーひー言っては箸を休め、ふーふーふーふーと言って食べてはまた休憩を入れる。

かなりの時間をかけてようやく完食することができた。ごちそうさま。

実はこの店にするかもう一軒にするかで迷ったのだが、もう一軒は量がとんでもなく多いという理由でこの店を選んだのに・・・・。
それなのにこの量。トルコライスを頼んだ同僚も、チャンポン普通麺を頼んだ同僚も同じくひーひーとその量に苦戦していた。

比田勝の食堂は量が多いのが特徴なのか?そう言った文化なのか?

そうそう。このチャンポン、具だくさん(沢山すぎ??!!)でとっても良い出汁が出ておりかなり美味だった。
次はトルコライスに挑戦かなあ?

「夜の比田勝」平日と言うこともあり人通りもほとんどなく、哀愁が漂っていた。
民宿に入る前、空を見上げたら星が綺麗に見えた。
同僚(男)は天文部だったらしくとても正座星座に詳しい。星座の名前のみならず、その成り立ちとかにまで深い知識を持っていた。ちょっとびっくり。30分くらい3人で星空を眺めていた。
とても贅沢な夜なのだ。

そのまま、民宿に入るのがもったいなかったので、私は1人で港へ行き、アジやクロ、イカなどをのんびり眺めていた。