観察会(2012 0609)

丁度先週の今日、県内のある山へ生き物観察へ。
生き物全般に詳しい先生が案内してくださると言うことを鹿児島のrurinさんから聞き、私もと参加させてもらうことに。

メンバーは、先生、佐賀からM氏、rurinさん親子二人、金太郎、のすけの6人。

初めて上る山だし、何が見られるかワクワクする反面、山が険しすぎてのすけは大丈夫かなと心配もしていた。更に天気の心配も。

9時半前に他のメンバーと合流し、登山口へ。

のんびりと色々な動植物を観察、勉強しながら(先生はじめ皆さん詳しいのでとても楽しい)ゆっくりと山頂を目指す。

途中色々な植物が出迎えてくれた。

「ヒメウラシマソウ」と思う。

「ウンゼンカンアオイ」と思う。
カンアオイはとても多くとても癒された。
お世話になった高校の先生がカンアオイの専門家(専門がこれだけという訳ではないが、たとえばオナガカンアオイ命名者でもある)
と言うこともあり、高校生の時はカンアオイに萌えていた。
山に行ってはカンアオイを探し続けていた。宮崎もそれなりにカンアオイの種類が多い。山でオナガカンアオイの花を見たときは感動した。

こういう斜面をロープを使ったりしながら上っていく。雨上がりと言うこともあり、状態が悪くつるつる、つるつる。ゆっくりと上る。

しばらく歩いては休憩。

「ムヨウラン」
ちょっと休憩。という場所で偶然、M氏が発見。
私にとっての初見なのでとても嬉しかった。これを見られただけで来た甲斐があったというものだ。

休憩の合間にはもちろん生き物探し。ちょっとした朽ち木があったら軽く崩してしまう。ただ、あまり派手には崩していない。
クワガタの幼虫に期待したが、出てきたのはゴキブリやアリの仲間。

この場所ではドラミング(キツツキが木をつつく音)が聞こえたので待っていると、なんと「オオアカゲラ」がやってきてくれた。
他にもジュウイチ、ホトトギスカッコウなどを確認出来た。鳥も多い。

「ツクシタツナミソウ」だと思う。可愛い。

「ギンリョウソウ」これまた可愛い。

ある程度、標高を上げたらこのようなとても雰囲気のいい苔むした場所に。森の精霊が棲んでいるのは間違いない。
鹿児島の某離島ももっともっといい雰囲気なのだが、人が入りすぎておそらく精霊達は嫌気がさしてもっと山奥へ引っ込んだと思う。

このような贅沢な場所で生き物観察。本当に贅沢な時間を子供達は過ごさせてもらっていると、案内してくれる先生に感謝。
ここではミソサザイが絶叫していた。粘れば写真も撮れるだろう。

更に標高を上げると、最後の難関が。
石灰岩なので雨に濡れるととても滑りやすい。
先生のフォローに助けられ何とかメンバー全員怪我無くこの難所を通過出来た。足下つるつるでとても怖かった。終わってみたら面白い良い経験なのだけど・・・・。

ほぼ、登り切ったところで昼食ターイム。
子供達はとても元気で、おにぎりを食べながらでも虫の勉強に励んでいる。
のすけにとっても、虫大好き、虫にとても詳しい兄貴分を得て、とても嬉しい一日のはず。目が、いつにも増して生き生きと輝きまくっている。

NEOくん。本当にありがとね。これからもよろしく。もう1人の弟を宜しくね。

こんな感じで、一日山歩きを楽しんだ。
とても疲れたが、とてもとても、楽しい一日。
このような機会を与えてくれた方々に感謝。合掌。