タカラガイ(2013 0109)

先日、近くの島に渡って鳥を見たり猫を見たりした。

もちろん、それらも目的だったが、一番の目的は、

タカラガイ

だいぶ昔、島のお姉さんと知り合いになり色々と話をするうちに島で漁をしているタコツボの中にタカラガイが入っていることが分かり、
クチグロキヌタとか、ヒメハラダカラとかお宝をゲットさせていただいた。

4年の鹿児島勤務を経てまた福岡に戻ってきた4月、挨拶と鳥見を兼ねて島をおとづれた。

その時にももちろん貝の話を。

最近はタコがあまり獲れてなく、蛸壺漁もあまり行われていないとのこと。残念・・・・。

でも、タカラガイがあったら冷凍庫にキープしておくね。と
お姉さんは約束してくれていた。

そして、昨年11月。久しぶりにお姉さんから電話。

タカラガイ結構集まったからいつでもいいから取りにおいで」

2、3回島に行こうとしたが、運悪く波が高くて船が欠航。
ようやく先日島に渡ることができたというわけ。

島に着くやいなやタカラガイを・・・。
ビニール袋に入れられており、中を覗くと思ったよりも種類が多い。
とても嬉しい。

なんでも、やっぱり最近は蛸壺漁はやってなく、その代わり真珠貝の養殖が盛んになったとのこと。1年近く貝をつけたやぐらを海中に沈め、それを海中から引き上げゴミを分けると。そのゴミの中にタカラガイが混ざっているとのこと。それを作業のおばさんにお願いしてタカラガイだけより分けてキープしてくださっているらしい。
なんという。ありがた迷惑な僕。恐縮するのみ。合掌。だけじゃ申し訳ない。

ちょうど11月が引き上げの時期らしく、それで昨年の11月に電話があったという。もっとも、タカラガイはたくさんついていたが、それだけをより分けるのが難儀するとのことで、ほかのタカラガイは他のゴミと一緒に海中に投棄だとか。なるほど。

できれば、来年ゴミのよりわけ作業の手伝いに参加させてもらって、タカラガイはもらえるようにお願いしてくれることになった。
楽しみ。おばさんは紹介してもらうので、交渉は私がすることになった。楽しみ。

そして、これがその頂き物。とっても美しい。もう少し、身を腐らせてからピンセット、針などを使って中身を出して乾燥して標本にする。

「お宝たち」
この中に、「メダカラ」「ハツユキダカラ」「オミナエシダカラ
「カモンダカラ」「チャイロキヌタ」が入っている。嬉しい。