鹿児島遠征の成果。
このカモ。
3月に入り東干拓のねぐらを覆っていた目隠しの寒冷紗が綺麗に片づけられていた。当然、ツルは少ない。荒崎のほうに移動しているように感じた。
立ち入り禁止区域があると鬱陶しいが、それがなくなった状況を見てみるとやっぱりあの寒冷紗があるおかげでツルも安心して採食などできるのだなあと実感した。
特に今年はカナダヅルなど撮り放題だったのなおさら。
そうそう、立ち入りがこれまで規制されていた区域内の池にこのカモがいたのだ。
このカモ、結構面白い。
一見ホシハジロのオスだが、見た瞬間それは違うって思ってしまう存在感。
一番の特徴は頭の形。おむすび型をしている。そして、緑味のない茶色光沢。背中は純粋種のどれにも該当しない。キンクロでもスズでもコスズでもホシハジロでもない。
虹彩は濁った黄色。ホシハジロの赤橙でもキンクロの黄色でもない。
たぶん、ホシハジロとメジロガモの愛の子ではないかと。
いやあ。いいもの見たなあ。
ゆっくり羽ばたきも撮りたかったが、ちょうど昼飯の時間になったのであにぃ家族、預けているのすけと合流して食事をした。
食事後に再び撮影しようと思っていたが再度その池へ行ってみるとすでにその姿は見られなかった。ちょうど作業に入った人におどろいて飛んだのだろうか?
同じ個体だが、水に潜る前と浮き上がったときとではこれほど印象が変わる。一枚の写真のみで判断することのむずかしさだ。わ。